イスラエル軍とハマスの戦闘続く 1週間の死者150人超
(CNN) イスラエル軍は、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとの間で12日も激しい戦闘を展開した。ガザ保健当局の医師は、過去1週間の死者が150人を超え、負傷者は1070人以上に上っていると述べた。
ガザの治安、医療筋によると、ガザでは12日だけで少なくとも23人が死亡した。警察責任者の自宅が狙われた空爆では、隣接するモスク(イスラム教礼拝所)で礼拝中だった信者らを含む15人以上が死亡し、多数の負傷者が出た。
ガザ保健当局はまた、障害者施設が空爆を受け、女性2人が死亡したと発表した。イスラエル軍は事実関係を調査中としている。
現地のCNN特派員によると、イスラエル軍は空爆に先立ち、ガザ北部の住民に電話をかけたり、家屋の屋根に空砲を落としたりして警告を発している。
イスラエルは「ハマスにロケット弾攻撃をやめさせるのが目標」と主張するが、ガザからはこの日も、日暮れ前までに少なくとも36発のロケット弾が発射された。