ハマスによるイスラエル兵拘束、イスラエルは否定
ガザの保健当局によると、20日に死亡したパレスチナ人は、シャジャイアの60人を含め計87人を記録。パレスチナ側の死者は計476人、負傷者は3130人に達した。
一方イスラエル軍は同日、米国出身の2人を含む兵士13人が死亡したと発表した。イスラエル側のこれまでの死者は兵士計18人、民間人2人に上っているという。
イスラエルは20日、赤十字の要請により、パレスチナの救急隊がシャジャイアの死傷者に対応できるよう戦闘を2時間停止すると宣言した。
ハマス側は、イスラエルが宣言後もシャジャイアを砲撃したと主張。これに対してイスラエル側は、「こちらは計3回の攻撃を中止したが、ハマスからのロケット弾攻撃は続いた」と非難した。
オバマ米大統領は20日、ネタニヤフ・イスラエル首相との電話会談でハマスを非難し、イスラエルの自衛権を支持するとの立場を確認した。米ホワイトハウスによると、オバマ大統領は同時に、ガザの民間人やイスラエル兵の犠牲者が増えていることに「重大な懸 念」を表明した。
ケリー米国務長官は21日にエジプトを訪問し、同国政府高官らとガザ情勢について協議する。ケリー長官は、エジプトが仲介する停戦案を支持する立場を示している。