ロシア軍機が旅客機にニアミスか ロシアは否定
(CNN) スウェーデンの空軍幹部は14日、ロシア軍の偵察機と旅客機との異常接近(ニアミス)が12日に起きたと明らかにした。一方、ロシア側はこれを否定している。
スウェーデン空軍幹部によると、デンマークからスウェーデンに向かっていた旅客機が国際空域で異常接近され、針路の変更を余儀なくされた。
直ちにスウェーデンの戦闘機が出動し、異常接近したのはロシア軍の偵察機だったことを突き止めたという。偵察機はレーダーに察知されないよう、トランスポンダーのスイッチが切ってあったとしている。
一方、ロシアのタス通信によると、ロシア外務省報道官は14日、軍用機が12日にバルト海上空の国際空域を飛行していたが、旅客機とのニアミスは起きなかったと反論した。
報道官は、「飛行は国際空域規定を厳密に守って行われ、民間機のルートとの間で安全な距離を保っていた」と強調。ロシア軍機は旅客機のルートから70キロ以上離れて飛行していたと説明した。