北アフリカのアルカイダ系組織、フランスに警告文
(CNN) 風刺週刊紙への襲撃事件など一連のテロ事件が起きたフランスに対し、国際テロ組織アルカイダ系の組織がイスラム系ウェブサイトで警告文を出した。
この組織は北アフリカを拠点とする過激派「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」。サイト上で「フランスはイスラム諸国に対する暴力と尊厳冒涜(ぼうとく)の代償を支払っている」との声明を発表した。
さらに「仏軍兵士がマリや中央アフリカのような国々を占領し、シリアやイラクの人々に爆撃を加える限り、そして役立たずの仏メディアが預言者ムハンマドを侮辱し続ける限り、同国は最悪の事態に身をさらすことになる」と警告した。
フランスでは先週、週刊紙襲撃事件と女性警官銃撃事件、ユダヤ系食料品店での立てこもり事件で計17人の犠牲者が出た。実行犯3人は射殺されたが、共犯者とみられる人物1人はシリアへ逃げ込んだ可能性がある。