ベルギー検察、「テロ殺人」で1人起訴
(CNN) ベルギーの首都ブリュッセルで起きた連続テロに関連し、ベルギー連邦検察は27日までに、容疑者1人をテロ殺人罪で起訴したことを明らかにした。
連邦検察によると、「ファイサル・C」という人物は24日に逮捕され、テロ殺人のほかテロ活動への参加、テロ殺人未遂の罪に問われている。連続テロで具体的にどのような役割を果たしたのかは公表されていない。
当局は25日、この人物の自宅を捜索したが、武器や爆発物は見つからなかったという。
ベルギー当局は26日、連続テロの死者31人には自爆して死亡した実行犯3人が含まれていると発表した。犠牲者28人のうち14人はブリュッセル空港、残る14人は地下鉄マルビーク駅で遺体が収容された。
これまでに身元が特定されたのは24人。13人がベルギー人、11人は外国人で、出身国は計8カ国にわたる。この中には米国人2人が含まれているとみられる。
イタリア外務省は26日の声明で、イタリア人1人がマルビーク駅で死亡したことを確認。さらに同国出身のドイツ人1人も死亡したと述べた。