イスタンブール空港で爆弾テロ、死者36人 ISIS関与か
イスタンブール(CNN) トルコの最大都市イスタンブールの東郊に位置するアタチュルク国際空港で28日夜、爆弾テロが発生し、ユルドゥルム首相によると少なくとも36人が死亡、147人が負傷した。イスタンブール県のシャヒン知事によると、さらに自爆犯3人も死亡した。
半国営のアナトリア通信は、負傷者のうち6人が重体と伝えた。現場には計49台の救急車が出動した。
現時点で犯行声明は出ていない。ユルドゥルム首相は過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の関与を示す証拠があると語った。
エルドアン大統領は知らせを受け、官邸でユルドゥルム首相やアカル統合参謀総長と会談した。大統領は声明で「全世界の政府と人類全体が力を合わせてテロと戦わなければ、想像をはるかに超えるような恐ろしいことが現実となるだろう」と述べた。
現場のCNN記者は「数百人が空港から逃げ出そうとしている。血を流している人もいる」と報告した。
ボズダー法相によると、最初に自動小銃を持った1人が発砲し、空港の入り口で自爆したと述べた。シャヒン知事は、計3発の爆弾が爆発したと話している。