英首相、13日に交代 メイ内相が就任へ
ロンドン(CNN) 英国のキャメロン首相が13日に辞任し、テリーザ・メイ内相が同日中に後任に就く見通しとなった。キャメロン氏の辞任表明を受けた与党・保守党の党首選で、メイ氏と対決する予定だったアンドレア・レッドサム・エネルギー担当閣外相が撤退を表明したためだ。
保守党議員らで構成し、党首選を主導する「1922年委員会」は11日、メイ氏が党首となることが正式に決まったと発表した。
メイ氏はこれを受け、優先課題として欧州連合(EU)離脱の実行と国内の団結、一部の特権階級だけでなく全国民のために「強くて新たな前向きの将来像」を描くことを挙げた。
英国の議院内閣制では、与党の党首が自動的に首相となる。先月の国民投票でEU残留を主張していたキャメロン氏は、離脱派勝利の結果を受けて、10月までに辞任すると表明していた。