米国とキューバの直行定期便、半世紀ぶりに再開

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キューバの首都ハバナの旧市街。同国を訪れる外国人旅行客はカナダ人が最多だという

キューバの首都ハバナの旧市街。同国を訪れる外国人旅行客はカナダ人が最多だという

キューバ・サンタクララ(CNN) 米国とキューバを結ぶ定期便の運航が31日、約50年ぶりに再開される。ジェットブルー387便は米フロリダ州フォートローダーデールを発ち、キューバのサンタクララに到着予定。2015年に実現した両国の国交回復のシンボルとなる。

サンタクララは革命家チェ・ゲバラの墓地があることで知られる。ゲバラはキューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長と共に闘い、後に米中央情報局(CIA)の関与により殺害された。

米運輸省によると、キューバとの直行便はジェットブルーのほかアメリカン航空、デルタ、フロンティア、サウスウエスト、シルバーエアウェイズなどの航空各社が最大で1日110便を運航する。

ただし米国からキューバへの渡航制限は緩和されたものの、まだ観光目的の渡航が正式に認められたわけではない。米国人はキューバ行きの便に搭乗する前に、教育や宗教、人道上の理由など許容された範囲内での渡航であることを誓約する書面に署名する必要がある。

キューバの観光当局によれば、渡航制限が緩和されて以来、米国からキューバへの渡航者は前年のほぼ2倍に当たる約9万3000人に上っている。

29日にキューバの首都ハバナで記者会見したロドリゲス副運輸相は、定期便の再開を評価しつつ、両国間の自由な往来を妨げる規制が依然として存在していることにも言及した。

ロドリゲス氏によると、米運輸省のフォックス長官は直行便の再開を記念して、31日にキューバを訪問する。

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