比南部ダバオで爆発、14人死亡 大統領「テロ行為」
(CNN) フィリピン南部ミンダナオ島のダバオで2日夜、爆発があり、国営フィリピン通信(PNA)によると、少なくとも14人が死亡、71人が負傷した。ロドリゴ・ドゥテルテ大統領は今回の爆発がテロ行為によるものだとの見方を示した。
爆発は現地時間の同日午後10時ごろ、アテネオ・デ・ダバオ大学近くのロハスの夜市で起きた。この夜市は数千人が集まることで知られている。
PNAによると、ドゥテルテ大統領は各地の検問所で車両の捜索や人々の身体検査を行う権限を警察と軍隊に与えた。ただ、戒厳令は敷いておらず、人身保護令状の請求権も停止していないとしている。
ドゥテルテ氏は地元のダバオの爆発現場付近を訪れ、「我々はテロリズムの台頭と対峙(たいじ)しなくてはならない」と言明。今回の件をテロとみなし警察に対応させる意向を明らかにした。
犯行声明は出ていないが、ドゥテルテ氏は過激派による報復の可能性があるとしている。