モスル奪還作戦 1万4000人脱出、飲料水の供給停止も

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奪還作戦を受けてモスルから避難してきた人々

奪還作戦を受けてモスルから避難してきた人々

イラク北部アルビル(CNN) イラク軍が主導する過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に支配されたイラク北部の都市モスルの奪還を目指す作戦では、戦闘が市民にも影響を及ぼしており、イラク移住省によると、軍がモスル西部で2月19日に作戦を開始して以来、これまでに約1万4000人が同地を脱出した。

国連人道問題調整事務所(UNOCHA)によると、ISISの支配地域から避難してきた住民には食料や水を配っているが、モスル南部と西部では、多数の地区で飲料水の供給がストップしているという。

今回の作戦開始以来、外傷を追って手当てを受けた市民は75人に上る。

一方でイラク移住省は、国内の避難民は430万人から270万人に減少したと述べ、160万人は居住していた街や村へ戻ったと説明している。

モスル西部の住民は推定で約75万人。人口が密集していて道路は狭く、大規模な攻撃では無差別に死傷者が出る恐れもあることから奪還作戦は難航し、援助も到達しにくくなっている。

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