人骨365本発見、密売業者8人逮捕 インド
ニューデリー(CNN) インド・西ベンガル州の警察は23日までに、同州の村で365本の人骨を発見し、密売業者8人を逮捕したと発表した。
警察によると、骨が発見されたのはバルドワン地区で、同州の河川で腐敗していた遺体から取られたものと見られている。
警察はCNNに対して「骨は地元で医師や医科系大学に販売するために過酸化水素で消毒されていた」と語った。
インド政府は1985年、遺体の輸出について人権団体から非倫理的だとの批判を受け、法的に禁じる措置を執った。
臓器売買などに詳しい専門家によると、インドはそれまで世界各国の研究所や医学部に人骨を提供する最大級の供給元だった。
ただ、政府による禁止後も遺体の取引は続き、元警察関係者によると、西ベンガル州が闇市場の中心地となっていた。
人骨を合法的に取得するには病院を経由する必要がある。病院は受け取り手のない遺体の遺骨を利用しているという。