男性同士で手をつなぐ写真がネットに、同性愛者への連帯示す
(CNN) オランダで男性カップルが若者の集団に襲われて暴行される事件が起きたことに抗議して、男性同士で手をつないで歩く写真をインターネットに投稿する運動が世界中に広がっている。アムステルダムからニューヨークやロンドンに至るまで、有名人も一般人も次々に運動に加わった。
発端となる事件はオランダ東部のアルンヘムで2日未明に発生。35歳と31歳の男性カップルが、工具を持った若者の集団に襲撃された。この事件に関連して容疑者2人が拘束され、4人は後に警察に出頭した。
被害者の男性は、この事件をヘイトクライム(憎悪犯罪)としてフェイスブックで報告。この投稿は7500回以上も共有され、男性を支持するコメントが何千件も寄せられた。
これに触発されたオランダの雑誌発行人が2日、「今週いっぱい、男性はみんな手をつないで歩こう」とツイッターで呼びかけ、「#allemannenhandinhand(すべての男性が手をつなごう)」のハッシュタグが広まった。
呼びかけに応えてオランダのアッシャー副首相は、同僚議員と手をつないで歩く自身の写真を掲載。英国やオーストラリア、ニューヨークの国連本部のオランダ大使館もこれに続き、白衣姿の医師や制服姿の警官、教会の宗教指導者、サッカーチームも加わった。
投稿はまだ増え続けており、あらゆる国で手をつなぐ男性の写真が掲載され、共有されている。