サッカーチームのバス付近で爆発、選手1人負傷 独ドルトムント
(CNN) ドイツ西部ドルトムントで11日、サッカー・1部リーグのチーム、ボルシア・ドルトムントの選手らを乗せたバスの近くで3回にわたる爆発があり、選手1人が負傷した。
ドルトムントはこの日、欧州チャンピオンズリーグ(CL)の準々決勝でASモナコ(フランス)と対戦するため、地元スタジアムへ向かうところだった。
チームによると、爆発でスペイン人のマルク・バルトラ選手(26)が腕と手にけがをした。その場で手当てを受けて病院へ運ばれた。チームはその後、同選手が前腕部の骨折で手術を受けていると発表した。
バスは選手やトレーナー、医療班のスタッフら40~50人を乗せ、現地時間の午後7時ごろにホテルを出発した。爆弾は駐車場の生け垣に仕掛けられていた可能性があるという。
捜査当局によると、現場近くから手書きの犯行声明が見つかった。不発に終わった爆弾1個も発見された。警察責任者は犯行の動機について、あらゆる可能性が考えられると述べた。
欧州サッカー連盟(UEFA)はドルトムント、モナコの両チームや地元当局と協議した結果、予定されていた試合を12日に延期することが決まったと発表した。