仏領土で1月以降、テロ攻撃を2度阻止 警戒態勢を最高段階に

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(CNN) モスクワ郊外のコンサート会場で起きた武装集団による襲撃事件で過激派「イラク・シリア・イスラム国」(ISIS)が関与を認めたことを受け、フランス政府は28日までに、国内のテロ警戒態勢を「攻撃が起きる緊急事態にある」と位置づける最高段階に引き上げたと発表した。

アタル首相は、ISISの犯行声明と自国への脅威を踏まえて決めたとSNS上で説明。国防・国家安全保障会議の決定を受けたともした。

同首相はまた、フランスの領土で今年1月以降、テロ攻撃未遂事件が2度起きたが、いずれも阻止したことを明らかにした。2017年以降に事前に封じ込んだテロ未遂事件は計45件に達するとも指摘した。

必要な事態となれば数千人規模の兵士をテロ対策部隊に新たに投入する準備をしているとも述べた。

パリで記者団に、警戒態勢が必要な時には兵士4000人が新たな出動に備えているとし、現在は3000人が全土で展開しているとした。学校など攻撃に弱い施設の前に警官を配置するなどの対策も強化されるだろうとした。

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