米CIA長官がカイロ入り、ガザ停戦と人質解放に向けた交渉続く

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ガザ停戦と人質解放に向けた交渉が続く中、バーンズCIA長官がカイロに入った/(Graeme Sloan/Sipa USA/AP)

ガザ停戦と人質解放に向けた交渉が続く中、バーンズCIA長官がカイロに入った/(Graeme Sloan/Sipa USA/AP)

(CNN) イスラエルとイスラム組織ハマスの停戦と人質解放を巡る集中的な交渉が行われる中、バーンズ米中央情報局(CIA)長官がエジプトの首都カイロに入ったことが分かった。事情に詳しい関係者が明らかにした。

バーンズ氏はイスラエルとハマス、エジプト、カタールの間で進む多者協議で、米国側の重要な仲介役を務めている。協議はガザ地区で拘束されている人質の解放と一時停戦を組み合わせる内容。

交渉状況に詳しいイスラエルの情報筋や外交筋が今週CNNに明らかにしたところによると、ハマスは現在、ガザでの戦闘休止と引き換えに人質33人の解放を求めるエジプト提案の新たな枠組みを検討中だという。

バーンズ氏は以前の交渉でも、協議が佳境を迎えた段階で派遣されたが、交渉は決裂に終わった。米当局者はハマスが新提案を受け入れることへの期待感を示す一方、それにはハマスの指導者シンワル氏の承認が必要になると認めている。

ホワイトハウスは2日、今回の提案に関しハマスからの返答はまだないと明らかにした。ガザに潜伏中とみられるシンワル氏とは連絡を取るのが難しい場合がある。

米当局者はハマスに合意案の受け入れを迫っている。ブリンケン米国務長官は今週、合意案について「非常に寛大」な内容と評していた。

ハマスは3日、SNSテレグラムに公開した声明で、提案を巡る協議を継続する「前向きな精神」で4日にカイロへ代表団を派遣すると明らかにした。

ハマスは「我が民族の要求を満たす合意を妥結する決意がある」とも表明した。ただ、少なくとも今回の声明からは、ハマスが自らの要求を大きく変更している気配は見られない。

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