干ばつで干上がったダム、水底に沈んだ街が出現 フィリピン

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干上がったダムの底から出現した遺構を訪問する人々=4月28日、フィリピン・ヌエバエシハ州/Ezra Acayan/Getty Images
写真特集:ダムの底から街の遺構出現

干上がったダムの底から出現した遺構を訪問する人々=4月28日、フィリピン・ヌエバエシハ州/Ezra Acayan/Getty Images

(CNN) 猛暑と干ばつが続くフィリピンのルソン島で、干上がったダムの底から300年近く前に建造された街の遺構が出現した。

フィリピン国家灌漑(かんがい)庁の当局者がAFP通信に語ったところによると、ルソン島のヌエバエシハ州にあるパンタバンガンダムの中部で3月に、教会の壁や墓石、市役所の標識などの遺構が姿を現した。同地では過去数カ月、ほとんど雨が降っていなかった。

この街はダムが建設された1970年代、水底に沈められた。しかし長引く干ばつでダムの水位が低下。気象当局の観測によると、4月30日の水位は平常を50メートル下回っている。

水底に沈んだ街が出現したのは、ダムが建設されて以来、これで6回目になるという。しかし担当官は「自分の経験では今回が最も長い」とAFPに話している。

ダムの水位が下がると、街の遺構は人気観光地になるという。

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