ドイツで営業再開のカフェ、「浮きポール」で距離確保
ベルリン(CNN) ドイツで新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)措置が一部解除されたことを受け、北部の都市シュベリーンで再開したカフェが、来店客同士の距離を確保するために「プールヌードル」と呼ばれる棒状の水泳用浮き具を使って話題を集めた。
カフェ・ローテはロックダウン中も営業を続けていたが、9日に店内での飲食を再開した。床に印をつけたり、アクリル板の仕切りを設けたりする代わりに、カラフルなプールヌードルが2本ついた麦わら帽子を客に配った。
店主のジャクリーン・ローテさん(52)が再開を記念して、プールヌードルを頭につけた客らの写真をフェイスブックに投稿。世界中から注目が集まった。
ローテさんは飲食店再開の動きを取材していた地元テレビ局に「これは客と客との間を引き離しておくための完璧な方法で、そして、面白い」と語った。来店客も喜んで応じたが、1.5メートルの対人距離を確保することの難しさを改めて感じたと、ローテさんは言う。
このカフェでは通常、店内に36、暖かい時期はさらに屋外に20のテーブルを配置していた。テーブル間の距離は80センチ前後だった。しかし現在のテーブル数は店内12、屋外8にとどまっている。
ローテさんは、今後さらに解除が進んで旅行者らが増えたらどうなるか、様子をみながら対応していきたいと話している。