断り、交渉、優先順位・・・ 多過ぎる仕事への対処法
(CNN) 今日では、我々は皆、より少ない時間でより多くの仕事をこなすことを期待されているようだ。仕事は、家族だんらんの時間にまで食い込み、家でも、やるべきことが際限なくあるかのようだ。
しかし、研究によると、週60時間労働では生産性は25%低下する。疲労が、判断力やパフォーマンスを着実に悪化させるためだ。
では、仕事が多過ぎるときにはどうすればよいのか。対処のカギは、より多くの仕事をこなそうとするのではなく、仕事を減らすことだ。
・断る
まず、仕事の追加に「ノー」と言おう。非常に難しいかもしれないが、引き受け可能な仕事の量について現実的になることはとても大切だ。「お手伝いしたいが、余力がない」と言えばよい。
・交渉する
断れなかったら、交渉しよう。上司から、完全には断れない仕事を提示されたが、全く余裕がないときには、現状の締め切りや仕事量について率直かつ明確に話し合い、仕事を他の人に回したり、仕事の順序を変更したりすることなどを交渉しよう。
・優先順位をつける
取り組むべき仕事を全て網羅した「マスター・リスト」に加え、その日ごとに仕上げられる「影響大の仕事リスト」を作成する。そして、仕事を優先順位によって、「今日中に仕上げなければ首になる」「早急に片付けるべき重要な長期的課題」「いつかはやらなければ迷惑をかける」「付き合い上、やらなければならない」という4つに分類して、優先順位が高い仕事から集中的に取り組もう。
・集中する
一度に多くの仕事に取り組むのではなく、真に生産性を上げるために1つの仕事に集中し、無駄な行動は避けよう。
より少ない手間で仕事の達成度を向上する方法を見つけられれば、自分自身の本当の楽しみのために使える時間が増えるだろう。