中国の2012年実質GDP、伸び率7.8%
(CNN) 中国国家統計局が18日に発表した2012年の物価上昇分を除く実質国内総生産(GDP)成長率は前年比7.8%だった。また、昨年10~12月期のGDP成長率は市場予測をやや上回り、前年同期比7.9%となった。
中国の経済成長率は10年10~12月期に9.8%増を記録して以降、徐々に伸びが鈍化。昨年の7~9月期には7.4%まで低下していた。
昨年3月、温家宝(ウェンチアパオ)首相(当時)は2012年の経済成長目標を8%から7.5%に引き下げると発表した。過去30年間、中国は平均して年率約10%の経済成長を続け、現在では米国に次ぐ世界第2位の経済大国となっている。
中国の指導部は今年の成長目標を去年と同じ7.5%に設定すると見られている。
また同日発表された12月の工業生産は予測を0.1ポイント上回る10.3%増(前年同月比)となった。12月の小売売上高は15.2%増(同)となり、やはり予測を0.1ポイント上回った。