パナソニックと米テスラ、大規模電池工場を建設へ EV量産狙う

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新工場「ギガファクトリー」の完成予想図=テスラ・モーターズ提供

新工場「ギガファクトリー」の完成予想図=テスラ・モーターズ提供

ニューヨーク(CNNMoney) パナソニックと米電気自動車(EV)メーカーのテスラ・モーターズは31日、EV用電池の大規模工場「ギガファクトリー」の建設で協力することで合意したと発表した。

パナソニックは円筒形リチウムイオン電池セルを生産、供給。同工場でEV用電池パックの組立が行われる。投資額は明らかにされていない。

テスラは大衆車「モデル3」を3年以内に現行の「モデルS」の半分程度の価格で発売する方針。同社の今年の販売予定台数は3万5000台だが、2020年までには年産50万台を目指す。コスト削減と生産増を達成するためにギガファクトリーの建設は欠かせない。

テスラのEV工場は現在、カリフォルニア州にある。ギガファクトリーの建設地として同社は、同州やテキサス州、ニューメキシコ州など5つの州を候補に挙げて検討しているという。同社のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は5月、工場建設が遅れる可能性を最小限にとどめるため、複数の予定地で工事を開始する意向を示している。

パナソニックはテスラにとって既にリチウムイオン電池の最大の供給元だが、今後もこの関係は続くことになる。

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