EU、ユダヤ人入植地の産品に「イスラエル産」表記を禁止
新たな表記が必要となるのは、生の果物や野菜、ワイン、はちみつ、オリーブオイル、鶏肉、有機農産物や化粧品だ。
それも「ゴラン高原産」や「西岸産」といった表記だけでは正確さに欠けるとして認められず、「ゴラン高原(イスラエル入植地)産」や「西岸(イスラエル入植地)産」と表記しなくてはならなくなる。
地元紙の報道によるとイスラエル外務省は11日、EU大使を呼び、今回の措置を非難。これに対し大使は、EUは前出の占領地をイスラエル領とは認めていないため、「イスラエル産」として販売することはできないと答えた。
同大使は「これは国際社会の99%の見方とも一致する」と主張した。
EUはイスラエルにとって最大の貿易相手だが、欧州委員会は占領地の産品について、複数の推計に基づき全体の1%にも満たないとの認識を示している。