オバマ政権の8年で暮らしは「良くなった」 民間調査
ニューヨーク(CNNMoney) オバマ米大統領の任期満了が近づくなか、米国民の多くは大統領が就任した8年前に比べ、暮らし向きが良くなったと感じていることが、調査会社ギャラップなどの統計で分かった。
ギャラップが先月実施した調査によると、「今は質の高い仕事を見つけるのに適した時期だ」と答えた人は42%に達した。この数字は2011年に8%まで下がっていたが、好景気だった07年のレベルまでほぼ回復した。
先月の失業率は4.9%と、オバマ大統領が就任した09年1月の7.8%から大幅に低下。8年間の任期中に創出された雇用は1090万件に上る。
有権者が最も不安に感じている問題を尋ねる質問では、「経済」との答えが依然としてトップを占めたものの、「失業」を挙げた人は約6%と、7位にとどまった。11年秋には39%の人が「失業」と答えていた。
ギャラップの調査では消費者信頼指数や投資マインドの動向、中小企業経営者の景況感も全て8年前より改善している。