中東学生の就職希望先、グーグル首位 米IT企業が上位独占
ドバイ(CNNMoney) 中東地域の学生を対象に就職希望先を調べた新たな調査で、欧米やアジアでの結果と同様、グーグルをはじめとする米国の情報通信(IT)系企業が上位を占めたことが21日までに分かった。
国際コンサルティング企業のユニバーサムがサウジアラビア、カタール、クウェート、エジプト、レバノン、アラブ首長国連邦(UAE)の各国で、卒業が近い学生を中心とした1万3000人に働きたい企業を尋ねた。
ビジネス系の学生では1位がグーグル、2位がアップル、3位がマイクロソフト。工学・IT系の学生でもトップはグーグルで、2位がマイクロソフト、3位がアップルだった。
就職先に求める最大のポイントとして、調査対象の学生のうち半数近くは「起業家精神と創造性にあふれた環境」を挙げ、これに「ワーク・ライフ・バランス」が続いている。さらに研修や成長の機会、海外に触れるチャンスが加われば、企業の魅力は一層増すとみられる。
中東の企業のうちビジネス系と工学・IT系の両方で10位以内に名前が挙がったのは、ドバイの不動産開発大手、エマールだけだった。工学・IT系では石油大手のサウジアラムコが10位に入った。
ユニバーサムは欧州や中南米、アジアでも同様の調査を実施している。