アメックスが有給の育休5カ月に 米で子育て支援拡充相次ぐ
ニューヨーク(CNNMoney) 米クレジットカード大手のアメリカン・エキスプレスが来年1月から、男女の従業員を対象とする有給の育休期間を20週間に延長することが19日までに分かった。給与は全額を支給し、出産に伴う療養が必要な女性従業員はさらに6~8週間の産休を取得できる。この制度は勤続年数1年以上のフルタイムとパートタイムの従業員が対象となる。米国では子育て支援制度を拡充する企業が相次いでいる。
これまで同社の有給育休期間は、主に子育てを担う親については6週間、もう一方の親についてはわずか2週間だった。
新しい制度ではさらに、24時間いつでも利用できる授乳相談窓口を設け、授乳中の女性が出張へ行く場合は母乳を自宅に配送する送料を無料とする。
子どもが生まれる予定の従業員はペアレント・コンシェルジェが相談に乗り、会社の育児支援制度などについて説明を受けられる。
養子縁組や代理出産を通じて子どもを持ちたい従業員には、2人までの子どもについて最大で3万5000ドル(約410万円)を支給。不妊治療についても3万5000ドルを上限として生涯を通じて補助する。