イケア、7500人削減へ 都市部やネットに注力
ニューヨーク(CNN Business) スウェーデンの家具大手イケアは21日、世界全体で従業員を7500人削減すると発表した。削減人数は従業員全体の5%に相当する。都市部の顧客や、店舗に足を運びたくないネットを利用する顧客に軸足を移すという。
イケアは声明で、「これまでに見たことのない規模と速度で小売業界の状況が変化していることを認識している」と指摘。顧客の行動が急速に変化するなかで、顧客の要望により良く、より新しい方法で対応できるよう投資と開発を進めると明らかにした。
削減は管理部門や支援業務が対象となる見通し。
イケアは大規模な人員削減を行う一方で、1万1500人規模の新規雇用も進める。世界各地の都市部に小型店30店舗を新たにオープンすることも目指している。
イケアは今年に入り、インドで初めての店舗をオープンしたほか、インドでさらに25店舗を新たに開設する方針。