世界一食指が動かない食品の博物館、スウェーデンに登場

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

(CNN) 食品や料理に対して「気持ち悪い」と感じるか「おいしそう」と感じるかは、人や国によって異なる。異文化から見るとゾッとするような食べ物を世界中から集めた「ディスガスティング・フード・ミュージアム」がこのほど、スウェーデンのマルメに開設された。

博物館を企画したサムエル・ウェスト氏は、昼間は心理学者、夜間は同博物館の学芸員。初のプロジェクト「失敗の博物館」を大ヒットさせたことで知られるが、食肉の消費が環境に及ぼす影響に関する記事を読んだことをきっかけに、代替タンパク源に関心を持つようになり、今回のプロジェクトが生まれた。

博物館ではフォアグラから発酵ザメまで、世界中から集めた食品80点を展示する。入館者がそれぞれの食べ物の臭いをかいだり触ったり、試食することもできる。

米国人が大好きなルートビアやJell-Oサラダに加えて、タランチュラの揚げ物やモルモット料理、うじ虫が味をまろやかにするシチリアのチーズ「カースマルツゥ」、子ネズミを発酵させてつくったマウスワイン、発達しかけたヒナが入ったアヒルのゆで卵、羊の内蔵料理、雄牛のペニスなどもある。

「気持ちが悪いと思う感覚は後から身に着いたもので、純粋に文化に由来する」とウェスト氏は言う。

3カ月の展示後は、他都市への巡回を予定しており、「新しい食べ物を試すことは旅の一部。新しいものを試したいという意欲も高まる」とウェスト氏は話している。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「スウェーデン」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]