ローマ教皇が死去、88歳 2月に肺炎のため入院
ローマ(CNN) ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇が死去した。88歳だった。バチカンが明らかにした。
フランシスコ教皇は2013年に中南米出身者としてはじめてローマ教皇に選出された。数週間前には両肺の肺炎の治療を終えて退院していた。
教皇の死去はファレル枢機卿が21日に発表した。午前7時35分に息を引き取ったという。「フランシスコ教皇の生涯は主と教会への奉仕に捧げられた」とし、教皇が、最も貧しく、最も疎外された人々のために、忠実さと勇気と普遍的な愛をもって、福音の価値に従って生きるように教えてくれたと続けた。
フランシスコ教皇は歴史上でも最も高齢の教皇の一人だった。今年2月には両肺の肺炎のため入院して治療を受けたが、命の危機にひんする場面もあった。
医師団によれば、教皇の容体が安定し、バチカン内の邸宅で療養を続けることが可能になった。退院から2週間後にサンピエトロ広場に姿を見せて、信者らを喜ばせたこともあった。