英国王夫妻、フランシスコ教皇を予告なしで訪問
(CNN) 英国のチャールズ国王とカミラ妃は9日、訪問先のイタリアで、療養中のローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(88)を予告なしで訪問した。訪問日は、国王夫妻の結婚20周年の記念日とも重なっていた。
バチカン(ローマ教皇庁)の発表によると、国王夫妻は教皇と非公開で面会した。
バチカンによれば、この面会の中で、教皇は国王夫妻の結婚記念日にあたり祝意を述べ、チャールズ国王からの回復を願う言葉に対し感謝を伝えた。
教皇は今年2月から3月にかけて、肺炎により5週間にわたり入院していた。チャールズ国王も昨年からがんと闘っており、現在も療養を続けている。
今回の面会は、バチカン訪問の延期をバッキンガム宮殿が3月に発表していたことから、予想外の出来事となった。当時、教皇の健康状態が理由とされていた。
しかし、教皇は3月下旬に退院後、4月6日の公開の場で元気な様子を見せていた。車いすに座り、酸素チューブを鼻につけていたものの、集まった群衆に笑顔で手を振っていた。