英チャールズ国王、がん治療の副作用で公務キャンセル
(CNN) 英王室は、チャールズ国王が27日に受けたがん治療の一時的な副作用のため、病院で短期間の経過観察を受けたと発表した。
その後はクラレンスハウスの邸宅に戻り、28日の公務も慎重を期すため医師の助言に従って予定を変更したとしている。
国王は27日に3カ国の大使と面会する予定だった。28日にはイングランド中部のバーミンガムで4件の公務を予定していた。
関係者がCNNに語ったところによると、国王は治療を受けて27日夜には回復したといい、クラレンスハウスの書斎で事務作業をしたり電話をかけたりしていたという。4月には予定通り、カミラ王妃とともにイタリアを訪問する見通し。
国王の容体は快方に向かっていると関係者は話しており、27日の副作用は一時的なもので、こうした治療では珍しいことではないとしている。
国王は2024年1月にロンドン市内の病院で前立腺肥大の手術を受けた。27日に受診したのも同じ病院で、カミラ王妃は付き添わなかったという。
がんの診断が発表されたのは24年2月。がん治療を経て同年4月に公務に復帰していた。