米東海岸に猛吹雪、3500便が欠航
ニューヨーク(CNN Business) 米東海岸が猛烈な吹雪に見舞われ、運航情報サイト「フライトアウェア」のまとめによると、29日朝までに航空各社の国内、国際線合わせて3500便が欠航となった。
低気圧は最大級のハリケーンに相当する暴風をともない、米北東部一帯に大雪をもたらす見通し。南東部からニューイングランドにかけての広い範囲で、住民7500万人が影響を受けると予想されている。
デルタ航空とジェットブルー航空が拠点を置くボストンのローガン空港では300便が欠航。ジェットブルーは29日に予定していたフライトの約70%、アメリカン航空は約18%、ユナイテッド航空は約22%の運航を取りやめた。
アメリカン・イーグル、デルタ・コネクション、ユナイテッド・エクスプレスを運航する地域航空会社リパブリック航空は、29日の便の60%をキャンセルした。
ジョン・F・ケネディ、ラガーディアなどニューヨークの空港では合わせて730便、ニュージャージー州のニューアーク空港でも233便がそれぞれ欠航となった。
米国内で30日に予定されていたフライトも計1000便あまりの欠航が決まった。この中にはラガーディア発の41%、ローガン発の43%が含まれている。
デルタ、ジェットブルー、ユナイテッド各航空は、東海岸からの便について、差額なしでの予約変更を可能にすると発表している。
28日もシカゴのオヘア空港を中心に、1400便あまりがキャンセルされていた。