S&P500ESG指数、テスラを除外
毎年行われる同指数の組み替えはこれで4回目。今回はホームデポやシェブロン、アンダーアーマー、プログレッシブを含む35社が除外されたが、テスラはゼロエミッション(温室効果ガス排出ゼロ)の輸送手段に注力する企業だけに除外が目立つ。
ESGという略語は2005年の国連の報告書をきっかけに注目されるようになった。S&P500ESG指数の立ち上げは19年。
最新のS&P500ESG指数はアップルやマイクロソフト、アマゾン、アルファベット、エクソン・モービルのような世界的大企業を含む308社で構成されている。
テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は以前、ESGは「悪魔の化身」であり、「修正されないなら削除」すべきとの確信を深めていると述べていた。今回の排除にも「ESGは詐欺だ。偽りの社会正義を掲げる戦士の武器になっている」「S&Pグローバル・レーティングは公正さを失った」とかみついている。