株取引アプリ運営の米ロビンフッド、さらに2割強の人員削減
ミネアポリス(CNN Business) 株取引アプリを運営する米ロビンフッドは2日、従業員全体の23%にあたる780人の人員を削減すると発表した。
同社は数カ月前にも9%の人員削減を発表したばかり。
テネフ最高経営責任者(CEO)は公式サイトに投稿したブログの中で、インフレや暗号資産(仮想通貨)の暴落など「マクロ環境の悪化」により、顧客の取引や預かり資産が縮小したと述べた。
同日発表された第2四半期の決算によると、売上高は前年同期比44%減。6月の月間アクティブユーザー(MAU)は前年同期から700万人あまり(34%)、預かり資産は370億ドルあまり(31%)、それぞれ減少した。
テネフ氏によると、同社の人員配置や運営方法は、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)期間中と同じ急成長が続くという見通しを前提に考えられていた。同氏は「CEOとして承認した私の責任だ」と述べた。従業員には2日中に通知するという。
またロビンフッドの暗号資産部門は2日、ニューヨーク州当局から資金洗浄やサイバーセキュリティーの規則に基づく報告義務を怠ったとして、3000万ドルの罰金を言い渡された。