スターバックス、中国で「豚煮込み風味のラテ」を発売

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スターバックスが春節(旧正月)を記念し中国の店舗で「豚の角煮ラテ」を発売/Courtesy Starbucks via CNN Newsource

スターバックスが春節(旧正月)を記念し中国の店舗で「豚の角煮ラテ」を発売/Courtesy Starbucks via CNN Newsource

香港(CNN) 米コーヒーチェーン大手スターバックスが、中国で豚肉の煮込み料理「東坡肉(トンポーロー)」の風味をつけたラテを発売し、話題を呼んでいる。

今月10日の春節(旧正月)に合わせた限定商品。エスプレッソとホットミルクに東坡肉風味の赤いソースを加え、串刺しの豚肉を一切れのせてある。価格は1杯68元(約1400円)。

国内の一部店舗で扱っている。高級ブランド店舗の「上海スターバックス・リザーブ・ロースタリー」は今月5日、中国のSNS「微博(ウェイボー)」への投稿で、春節に肉を食べる習慣をコーヒーに取り入れたと紹介した。

東坡肉は豚バラ肉に氷砂糖やしょうゆ、紹興酒などを加えて柔らかく煮込んだ料理。北宋時代の詩人、蘇東坡にちなんで名付けられた。春節の食卓にもよく登場する。

SNS上では東坡肉ラテの投稿が大きな関心を集め、閲覧数は47万6000回を超えた。中には価格を疑問視し、その金額を払えば豚煮込みを1皿食べた後、中国発の競合チェーン「ラッキンコーヒー」でラテを2杯飲めると指摘するコメントもあった。

「豚肉とコーヒーが一緒にお腹に入るのはいいけれど、一緒に口に入れる気にはならない」という声も上がっている。

一方、国営紙「長江日報」傘下の「九派新聞」は、武漢市内の店舗で東坡肉ラテがすでに売り切れたと報道。「ユニークな味」「濃厚でスムースな口当たり」などの感想を伝えた。

中国のスターバックスは今月、このほかにも春節の縁起物とされる果物ナツメや、杏仁豆腐のマキアートを販売している。

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