ジャイアントパンダ2頭、中国から米サンディエゴ動物園へ 20年ぶり貸与
(CNN) 中国がジャイアントパンダ2頭を米カリフォルニア州のサンディエゴ動物園に貸与することになった。新しいパンダが米国に貸し出されるのは20年ぶり。
サンディエゴ動物園は21日、パンダ2頭を迎える予定があることを確認した。到着がいつになるのかは正式に決まっていないとしながらも、「そう遠くない将来、パンダが到着するだろう」との期待を示した。
中国の習近平(シーチンピン)国家主席は昨年11月、「中国と米国の人々の友好大使」として新しいパンダを米国に送る意向を示していた。
その少し前、米首都ワシントンのスミソニアン国立動物園で飼育されていたパンダ3頭が中国に返還され、米国内でパンダが見られるのはジョージア州のアトランタ動物園のみとなっていた。
サンディエゴ動物園がかつて飼育していた2頭のパンダは、貸与契約が終了して2019年に中国に返還されている。
中国は20カ国以上にパンダを貸与する「パンダ外交」を展開している。
過去10年の間に習主席はドイツ、オランダ、デンマーク、フィンランドなどの欧州各国に対する新しいパンダの貸与を承認。22年には中東の国として初めてカタールに2頭を貸与した。