「うたた寝するホッキョクグマ」、一般愛好家が選ぶ大賞に 野生生物写真コンテスト
ロンドン(CNN) 氷山の上で体を丸め、うたた寝をするホッキョクグマの写真が投票者の心をつかみ、一般愛好家が選ぶ今年の野生生物写真家コンテストのピープルズチョイス賞に輝いた。
英国のアマチュア写真家、ニマ・サリカニ氏は、夢のような場面を捉えた作品での受賞を誇らしいと語る。「氷のベッド」と題したこの作品は、ノルウェーのスバールバル諸島で撮影した。
「気候変動は私たちが直面する最大の課題だが、この写真が希望も呼び起こすものになってほしい。私たちが引き起こした問題を解決する時間はまだある」と、サリカニ氏は報道向けの発表で述べた。
運営によると、同コンテストに投票したのは過去最多の7万5000人。
「氷のベッド」は応募総数5万点前後から絞り込んだ最終候補25点の中から選ばれた。野生生物写真家コンテストは英ロンドン自然史博物館が主催する。
同館を統括するダグラス・ガー氏は、受賞作を「感動的」で「息をのむ」と評した。
受賞作と4点の優秀作品は、ロンドン自然史博物館で6月30日まで展示される予定。