飼い犬が人間の脚を持ち帰る、捜索で人骨を発見 米
(CNN) 米ワシントン州西部で、飼い犬が人間の脚を持ち帰ったことをきっかけに、森の中から人骨が見つかる騒ぎがあった。
発見の主は、ワシントン州の先住民保護区に住むビル・フラワーズさん(93)の飼い犬「リバティ」。運んで来たのは、太ももの付け根からつま先までそろった人間の脚だった。
フラワーズさんは警察に通報することも考えたが、「自分がやっていないことのために牢屋に入れられたくない」と思い、裏庭に脚を埋めたという。
しかし、それから4日後の9日に訪ねて来た娘のシェリルさんに一部始終を話したところ、警察に通報すべきだと説得された。
翌10日、サーストン郡の捜査員がリバティに行先探知用の首輪を付け、探査犬5匹とボランティア30人を動員して付近一帯を捜索。リバティは助けにはならなかったが、探知犬が近くの森で人間の頭蓋骨(ずがいこつ)と骨盤、胸郭を発見した。
人骨は野生動物に荒らされたような痕跡があり、性別は不明。捜査員がフラワーズさんの裏庭から掘り起こした脚は、ひざから下に目立った損傷はなかったという。当局は検視を行って詳しく調べる方針。