有名絵画を「再現」 同僚の悪ふざけがネットで話題に
「手作り風の写真だからこそ面白いので、フォトショップ(画像編集ソフト)は使わないことにした」と2人は語る。
リンブリック氏とフラゴメニ氏は、プライベートでも芸術愛好家であり、熱心な写真家だ。フラゴメニ氏は、ハイテク業界に転職する前は古物研究のための光化学印刷専門の印刷業者だった。
つまり、彼らにはこれまでにも、美しい作品を作ってきた実績があるのだ。
また彼らが勤務するスクエアスペースのオフィスには、絵画の再現写真の撮影に使えるさまざまな事務用品が揃っている。
「(オフィスには)常に多くの変わった品がある」と2人は言う。
「過去のハロウィーンで使った衣装もあれば、たまたま見つけた物もある。ユニコーン(一角獣)のマスクは長い間謎だった。そのマスクがどこから来たのか誰にも分からなかった。しかし最近になって、別の部署の同僚が2、3年前に持ち込んだ物だと分かった」
上司たちも活動に協力的で、撮影も仕事の合間のわずかな時間を使って行われる。
1つの絵を再現するのに要する時間は10~30分。「(再現する)絵がどれだけ複雑か、衣装にどれだけ創造力を発揮する必要があるか」によって変わるという。
2人の同僚らも、写真のモデルになったり、作業を手伝ったり、服や備品を貸すなど、同プロジェクトに積極的に参加している。
彼らはこちらのウェブサイトで作品のアイデアを募集している。