有名絵画を「再現」 同僚の悪ふざけがネットで話題に
(CNN) ニューヨーク市のウェブサイト構築ツール会社スクエアスペースに勤務する2人の男性社員が、オフィスでの悪ふざけを新たな高みへと引き上げた。
クリス・リンブリック氏とフランチェスコ・フラゴメニ氏は11月上旬、「絵画リミックス」の製作を開始した。2人は、ミケランジェロの「アダムの創造」やフリーダ・カーロが1943年に描いた自画像「死を想う」など、さまざまな絵画の写真とそれらをまねて撮った写真を組み合わせたマッシュアップを自分たちのウェブサイト、ブログサービス「タンブラー」、写真共有サイト「インスタグラム」に掲載したところ、これまでに数千人のフォロワーを獲得した。
彼らが「FoolsDoArt」と名付けたこのプロジェクトは、ちょっとした思い付きで始まり、リンブリック氏の母親という思いも寄らぬ人物の協力を得た。
リンブリック氏らはCNN宛てのメールの中で、「職場で同僚らとくつろいでいる時、システィナ礼拝堂の壁面に描かれた絵画を手当たり次第再現することになった」と述べ、さらに次のように続けた。
「同僚の1人が携帯電話を取り出し、写真を1枚撮った。面白い写真だったが、当初は何とも思わなかった。しかし、クリスがその写真を自分の母親に送ると、彼女はその写真に実際のシスティナ礼拝堂の写真をくっつけてクリスに返送した」
それがきっかけで、仕事の合間に世界の象徴的な芸術作品を再現する活動が始まった。
再現する際のルールは、職場にある備品のみを使用し、写真編集はSnapseed、Diptic、Square InstaPicなどのアプリを使って、必ずスマートフォン上で行うというもの。