NASAが火星表面に水の流れを確認、生命の存在に期待
水は生命体の存在に不可欠とされる。NASAの惑星科学部門を率いるジム・グリーン氏はこの日の発表について、「地球外に生命が存在するかどうかという疑問には答えが出ていない。しかし水に注目することが重要な鍵だ。我々は火星上で、この疑問を探究するのに絶好の場所へたどり着いたようだ」と述べた。
これまでの観測でも火星の極地に氷が存在すること、大気中に水蒸気が含まれること、夜間に小さな水たまりが出現するとみられることなどが報告されていた。
また火星表面でNASAの探査車「キュリオシティ」がメタンや有機物を検出したことを機に、生命体が過去に存在した、あるいは現在も存在するとの期待が改めて高まっている。