バーモント州、テレワークの転入者に補助金 最大110万円
(CNN) 緑豊かな土地で自然を楽しみながら、テレワークを実践する暮らしはいかが――。人口の少ないバーモント州が、転入者への補助金制度を導入することになった。
補助金制度は同州に若い世代を呼び込むための施策として提案され、スコット知事が先月末、法案に署名した。
自宅からテレワークで州外の企業などに勤務し、バーモントの住民になることを約束した転入者は、2年間で最大1万ドル(約110万円)の補助金を受け取ることができる。転居の費用やインターネット接続、共同オフィスなどの経費として、来年1月1日から先着順に支給する。
制度の予算規模は来年が12.5万ドル、2020年が25万ドル、21年が12.5万ドル。その後も財源があれば年額10万ドルを投入する。
同州はさらに今夏から、転入を検討している人に向け、候補地に滞在して地元の企業や不動産業者と交流できる週末プランも用意している。
スコット知事は「州内の労働力人口は09年より1万6000人も減少した。労働力の拡大は最優先課題だ」と話している。