バイデン氏がNORADに電話、子どもたちにサンタの位置伝える
ワシントン(CNN) バイデン米大統領はクリスマスイブの24日、ホワイトハウスから北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)に電話をかけ、世界各地を回るサンタの現在地を子どもたちに伝えた。
通信状態が良くなかった最初の電話では、ワシントンに住むケイレブ君(9歳)が馬を頼んだと明かした。これを聞いたジル大統領夫人が思わず、「サンタはどうやってそりに馬を乗せるのかしら」と口にする一幕もあった。
続けて、4児の父親ジャレド氏が子どもたちに代わって電話をかけてきた。子どもの1人がハンターという名前だとわかると、バイデン氏は「私の家族にもハンターがいます。息子の名前はハンター、孫の名前もハンターです」と伝えた。
息子のグリフィン君はピアノ、ハンター君はニンテンドースイッチ、パイパーちゃんはバービー人形を頼んだという。2歳のペネロペちゃんはプレゼントを頼むには小さすぎたようだ。
ジャレド氏は電話の最後でバイデン夫妻に「皆さんも良いクリスマスを。メリークリスマス、そしてレッツゴー・ブランドン」と一言。レッツゴー・ブランドンは「くたばれジョー・バイデン」を意味する言葉としてスラング入りしている。
バイデン氏は「レッツゴー・ブランドンか。私も同意する」と答えたものの、ジル夫人は黙ったままだった。
大統領によると、この時までにはサンタはイランに到達していて、すでに20億285個のプレゼントを配り終えていた。
NORADではレーダーシステムで世界各地を回るサンタを追跡するのが伝統になっている。この伝統は1955年の間違い電話をきっかけに始まったもので、歴代大統領は子どもたちに電話でサンタの位置を伝えてきた。