5つの惑星が夜空に整列、今月いっぱい観測のチャンス
(CNN) 水星、金星、火星、木星、土星の5つの惑星が、この順番で夜空に並ぶ珍しい現象が、3日から世界各地で観測できる。
この現象が起きるのは2004年12月以来。宇宙情報誌スカイ&テレスコープによると、今回は水星と土星の距離が前回よりも近づいて見える。
双眼鏡で観測すると、今月初めから東の地平線上に水星が見えるようになり、日が経つにつれ明るさを増して見えやすくなる。
ほかの惑星は裸眼でも見えるはずだという。
5つの惑星が最もよく見えるのは日の出前の30分。前の晩に日の出時刻をチェックしておくといい。
惑星の整列は北半球では東から南東にかけての地平線上、南半球では東から北東にかけての地平線上で観測できる。唯一の条件は、惑星が並ぶ方角の空が晴れていることのみ。
たとえ狙った日の天気が悪かったとしても、6月いっぱいは朝の天気が良ければ観測できるという。
5つの惑星に加えて、24日には金星と火星の間に三日月が並ぶ。この日だけは日の出前の1時間が観測のチャンスだという。月は翌日までには惑星の整列から外れる。
今回のチャンスを逃した場合、5つの惑星が順番に並ぶ現象が次に観測できるのは40年になる。