行方不明の迷い犬、7年ぶりに保護 12歳の高齢に 英イングランド
(CNN) 英イングランドで2017年から行方不明になっていたテリア犬が、ほぼ7年ぶりに発見・保護された。地域住民らに餌をもらいながら生き延びた犬は、12歳になっていた。
現地の保護団体がフェイスブックに投稿した情報によると、ウエストサセックス州クローリーダウン村近くの道路で、11月に黒い小型犬を見かけたという情報が寄せられた。
発見者は車を止めて犬を森の中へ逃がし、急いで戻って餌を残したという。
犬はパターデールテリア種で、調べた結果、付近の住民が時折見かけて餌を与えていたことが判明。保護団体は、放し飼いにされている飼い犬の可能性もあるとみて、カメラで監視しながら餌やりを続けた。
犬はやがて同団体の餌やりを待つようになり、目の上や口元の毛が白いことから高齢犬だったことも確認。同団体は12月9日夜、餌で誘って捕獲することに成功した。
犬はマイクロチップの情報から「ローズ」という名のメスだったことが分かった。2017年3月、里親に引き取られてから24時間足らずで行方不明になっていた。
行方不明になってから10日ほどは目撃情報があったものの、その後消息が途絶えていたという。
保護団体は当時の飼い主に連絡を取ったものの、既に移転していて状況が変わり、引き取ることはできなかった。
ローズは今月18日現在、イングランドのケントにある施設で保護されており、引き取りたいという問い合わせも多数寄せられているという。