香港で初めて恐竜の化石見つかる 当局が発表
香港(CNN) 香港で今年、初めて恐竜の化石が見つかったことが分かった。当局が23日に発表した。
発表によると、香港政府の漁農自然護理署が3月、香港の北東に位置する小さな島「赤洲」で骨格化石を発見した。
研究者らは、約1億4500万年~6600万年前の白亜紀に生きていた大型の恐竜と断定した。
香港の発展局長は「大きな意味を持つ発見だ」と述べた。
恐竜化石を含んだ岩石の大きさを計測する様子/Hong Kong's Antiquities and Monu/AP
赤洲は国連教育科学文化機関(ユネスコ)が貴重な地質遺産として認定する「世界ジオパーク」の一部。
香港ではこれまで、恐竜時代の遺物として植物や魚の化石しか見つかっていなかった。
中国の南部一帯でも恐竜の卵は発見されているが、骨格化石は珍しい。
雲南省では2020年以降、9カ所で恐竜の化石が見つかり、発掘調査が進められている。また江西省では今年、建設現場から「竜脚類」恐竜の新種の化石が出土した。