昨年死去した名司会者に性的暴行疑惑 揺れるBBC
BBCは1960~70年代に同氏による虐待の舞台になったとみられ、局内にセクハラを容認する風潮があったのではないかと批判されている。当時からBBC系の音楽ラジオ局でDJの仕事をしていたという女性は、生放送中にサビル氏に体をさわられ、だれかに話しても信じてもらえなかったと訴える。
BBCはまた、2011年に同局の報道番組「ニューズサイト」でサビル氏の問題を追及しようとしたものの、結局中止されたとの問題も浮上している。
当時のトップ、マーク・トンプソン元会長は22日に声明で、番組での問題追及について「知らされていなかった」と述べた。だが翌日の米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は、昨年12月に同氏に調査のことを話したというBBCの記者の話を掲載。トンプソン氏は「正式には通知されていなかった」と説明するなど、釈明に追われた。