2019年ラグビーワールドカップ、日本開催
(CNN) 日本は2019年にラグビーワールドカップのホスト国を務める。アジアでは初となる。2016年リオ五輪より正式種目となる7人制ラグビーの世界大会「HSBC Rugby Sevens」の東京大会「Tokyo Sevens」が3月22日と23日に開催された。CNNは日本における実情を取材した。
日本にはラグビーチーム3361あり、競技人口は12万5000人で世界で6番目に多い。それなりに人気はあるものの、スポーツは野球とサッカーに席巻されている状態だ。
2011年から1年間、東京のリコー・ブラックラムズに所属した元イングランド代表のジェームズ・ハスケルは、「日本のラグビーが躍進する可能性は100%ある。競技人口、人気、コーチの意識を含め、急速に成長していると感じる。日本人はラグビーをするには小さ過ぎるなどと言われるが、そんなことはない。ワールドカップが日本で開催されることで、人気が上がり、競技人口もさらに増えると期待している」と言う。
日本におけるラグビーの歴史は古く、最初の試合は、1874年に日本対イギリス航海士のチームで開催されたと記録されている。その後19世紀末にケンブリッジ大学の卒業生が慶応大学で公式に発足したという。ラグビーを日本に持ち込んだエドワード・クラーク教授によると、ラグビーは日本の伝統によく合っており、ラグビーワールドカップ招致を主導した森喜朗元首相も「ラグビーは1人のスターが活躍するのではなく、1人は皆のために、皆は1人のために、の精神に基づいている。」と語っている。