アカデミー賞、女性と非白人の会員2倍に 「白人ばかり」の批判受け

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ニューヨーク(CNNMoney) 今年のアカデミー賞にノミネートされた俳優が全員白人だったことに批判が高まっている問題で、同賞を主催する映画芸術科学アカデミーが、女性や非白人の会員数を2020年までに2倍に増やす目標を打ち出した。

アカデミーは21日に行った投票で、会員の多様化を図るための措置を全会一致で承認。自身もアフリカ系米国人のシェリル・ブーン・アイザックス会長は、「新たな措置は直ちに効果が出るだろう。会員の構成の大幅な刷新に着手する」と表明した。

新しい措置では今年から、選考にかかわる会員の任期を10年とし、映画界で現役での活動が認められれば任期を更新する。また、世界から多様な新会員を採用するためのキャンペーンを積極展開する。

理事会の理事は新たに3人増やし、この3人については会長が指名して任期を3年とする。

アカデミー賞を巡っては、このほど発表された今年のノミネートで昨年に引き続き男優賞、女優賞とも全員が白人だったことから批判が噴出。映画監督スパイク・リーさんが抗議の声を上げ、俳優のウィル・スミスさんと妻のジェイダ・ピンケット・スミスさんも授賞式のボイコットを表明している。

アカデミーのアイザックス会長も、白人ばかりの現状にいら立ちを覚えると話し、「大きな変化」が必要だと指摘していた。

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