スカーフ着用の「ムスリムのバービー」 ネットで大人気
そんなアダムさんの思いに賛同し、ヒジャービーを「購入したい」といった声が世界中から集まっている。アカウントの読者(フォロワー)は1万9400人に達した。
一方で、ヒジャブの着用は女性の「抑圧」を意味するといった批判的な声も寄せられている。アダムさんはこれに対し、「イスラム教の女性は体を覆うことを強制されると思われがちだが、私たちのほとんどは自発的に、宗教の表現として覆いを着用している。髪を覆わないイスラム教徒も多いけれど、だからといって信仰心が薄いということにはならない」と話す。
アダムさんはヒジャービーを「世界にイスラム教徒の実像を知らせ、誤解を解くための絶好の機会」ととらえている。
バービー人形のメーカー、米マテルは先月、さまざまな体形や肌の色などをそろえたバービー・シリーズを発売したばかり。画一的な痩せすぎの体形が現実離れしているとの批判に対応した。