ロシア選手団のリオ五輪出場、「禁止の検討を」 WADA
マクラーレン氏は18日にカナダのトロントで記者会見し、「我々が集めた証拠は全て証明可能であり、複数の筋によって裏付けを取ることができる。報告書については揺るぎない確信を持っている」と語った。
ロシア政府やロシアのスポーツ省は現時点でCNNの取材に応じていない。
ドーピング問題をめぐっては、ロシアの反ドーピング研究所の所長だったグリゴリー・ロドチェンコフ氏が昨年、米紙ニューヨーク・タイムズに対し、2014年のソチ大会でメダルを獲得した少なくとも15人が薬物を使用した事実を隠蔽(いんぺい)するよう指示されたと告白。これを受けてWADAの委員会が調査に乗り出した。
ロシアの陸上選手団は国際陸上競技連盟(IAAF)の決定により、既にリオデジャネイロ大会への出場を阻まれている。これに対して80人以上の選手がオリンピック出場を目指して不服申し立てを行っている。