モロッコ代表、選手村でのレイプ容疑で逮捕 リオ五輪
(CNN) ブラジルのリオデジャネイロ警察などは5日、リオ五輪に参加するモロッコ代表のボクシング男子選手(22)を選手村で働くブラジル人女性2人に対する強姦(ごうかん)容疑で逮捕したと発表した。
暫定的な逮捕状に基づく拘束で、令状による捜査は15日間続く。一方、ライトヘビー級選手のハッサン・サーダ容疑者の弁護士は地元警察向けの声明で、同選手は容疑を否認したと述べた。容疑者は6日にトルコ人選手との対戦を予定しているが、出場出来るかどうかは不明。弁護士は試合に臨めるよう釈放を求めている。
モロッコ代表団の団長によると、疑われている犯行は3日前、女性2人がボクシング選手5人に割り当てられた部屋を清掃中に発生。サーダ容疑者は2人との接触は1人がモロッコ国旗を求めた時だけだったと主張しているという。
団長は、容疑者は正式に逮捕されたわけではなく拘束は聴取が目的との見方を示した。モロッコ代表団は無罪を信じ、捜査の結果を待つとしている。
国営ブラジル通信によると、リオ五輪の組織委員会は今回の事件を把握しており、警察の捜査には協力する方針だという。